ボリビアは観光という観点から見るとまだ未開発ですが、景観の美しさと、国民の色彩豊かな衣装などの文化は、何かを求めて訪れる旅行者に大変好まれる魅力です。
ボリビアには、息をのむような壮大なアンデス山脈の頂上や高地、熱帯性気候のユンガス平野などのあらゆる種類の壮大な景観があります。また、世界の最も高い都市である首都、世界で最も高い湖、ウユニ平原やラグナベルデ湖、ティアワナコ(ティアワナコ)などの重要な史跡もあります。
ポトシ市ではスペイン語圏のアメリカの中ではかつて最大の銀山であったセロリコを眺めることができます。
ボリビアにはユネスコの世界遺産に登録されている箇所が7カ所あります。最初の世界遺産は1987年に登録されたポトシ銀山で、続いて、1998年のサマイパタの砦、1991年のスクレの歴史都市、1990年のチキトスのイエズス会伝統施設群、200年のティワナコ史跡、2004年のアンデス山脈の道路網(カパック・ニャン)(2014) が次々と登録されました。
ボリビア:自然を味わう観光スポット
ウユニ塩原
ウユニ塩原は、10580平方キロを誇る世界最大の塩原で、海抜3656メートルに位置しています。塩原は、古代の湖の水が枯れたことによって形成されました。塩原中央にあるいくつかの「島」は、かつて塩原が湖にあり水面下にあった当時の古代火山の頂上の姿を留めています。
ラグナベルデ湖
ラグナベルデはボリビア高原の小さな塩湖で、ボリビア、チリの国境付近の標高4300メートルの場所に位置し、リカンカブール火山の麓にあります。ラグナベルデは周囲を火山や大きなラグナブランカ塩湖のような湖の素晴らしい景観に囲まれています。
チチカカ湖
チチカカ湖は標高3811メートルに位置する世界で最も高い航行可能な湖の1つで、プレ・インカの民族が湖に浮かぶ人工島ウロスで現在も暮らしています。
ボリビア:史跡
ティワナコ
ティワナコ(ティワナク)はボリビア最大の史跡で、紀元前600~800年前の南米最大の宗教的巡礼地の1つです。チチカカ湖から20キロ離れたアンデス高原に位置するティワナコの建造物の中でも最も有名なのは神秘的な太陽の門です。ティワナコは2000年にユネスコ世界遺産に登録されました。
ポトシ
ポトシはスペイン植民地時代の南米の最も重要な街の1つでした。ポトシ市は銀山で知られ、セロリコでは1556年から1783年まで採掘が行なわれていました。ポトシは、1987年ユネスコ世界遺産に登録されました。
ラパス
標高3660メートルのボリビアの行政の首都であるラパスは、世界で最も高い首都です。市はレアル山脈の最高峰、標高6438メートルのイリマリ山の麓にあります。
ボリビア:知られざる観光スポット
チキトス、イエズス会伝道施設群
チキトスの伝道施設はボリビア東部の高原にあります。施設は、原住民をキリスト教に改宗させるため、イエズス会により17世紀から18世紀に建てられました。施設はヨーロッパとアメリカの文化的要素が融合しています。チキトスの伝道施設は1990年からユネスコの世界遺産に登録されています。
ユンガスの道
ユンガスの道はラパスとコロイコの両市を結ぶ伝説的な道路で、標高4650メートルのコロイコ市の1200メートルの頂上からの道はわずか60キロです。ユンガスは世界で最も危険な道路だと考えられているため、市の道路と呼ばれています。